化粧品って経費になるの?
全額申請していいの?
今回はチャットレディの化粧品代について紹介していきます。
チャットレディは税金対策が必要
チャットレディは個人事業主に該当するため、年に1回確定申告を行わければなりません。確定申告の際に税金対策をきちんと行っていないと、必要以上に多くの税金を払う可能性が出てきます。
税金対策として、節税できるところは節税するということが大切です。
チャットレディが確定申告で節税するコツは経費です。経費をどれだけ計上できるかによって節税できるかどうかが決まります。
経費についておさらいしよう
一般的に経費とは「仕事のために必要な費用」のことを言います。
チャットレディの場合は
- チャットレディの売上に貢献しているもの
- チャットレディのお仕事で使うもの
- チャットレディのお仕事に関係するもの
以上が経費として判断される基準となります。
例えば、チャットレディはユーザ様とPCやスマホを使ってコミュニケーションをとるお仕事です。会話するのに必要なPCやスマホを持っていなかった時に購入する費用は経費として計上できます。
このように、お仕事に関係するもの・働く上で必要なものを購入した費用は経費となります。
化粧品が経費になる理由
チャットレディは、見た目が大切です。チャットレディとして人気を得て高収入を稼ぐためには、ユーザ様ウケする見た目にしなければなりません。
ユーザ様は、チャットへログイン後、まずは待機画面に映るチャットレディの姿を選ぶ判断材料とします。ユーザ様に興味を持ってもらうために、メイクをして見た目を整えることはチャットレディとして売上を伸ばすためにも重要なことです。
また自分を綺麗に見せるだけではなく、メイクは身バレ・顔バレ対策としても必要なものです。
これらのことから、化粧品代はチャットレディとして必要経費と言えるため、経費に計上することが認められています。
全額経費にできるの?
ここで疑問になるのが、化粧品代の全額を経費にしていいのかということです。
結論から言うと、チャットレディの仕事用とプライベート用を分けて化粧品を使っている場合は、チャットレディの仕事用で購入した化粧品代は全額経費計上可能です。
購入する時は、仕事用とプライベート用別で会計が出来そうな場合は別々に会計しておきましょう。
領収書も必ず分けて管理しましょう。
一方で仕事とプライベートを分けずに兼用して化粧品を使っている場合は、チャットレディで使用する分だけ按分して経費計上する必要があります。
購入金額から使用している割合のみを算出して計算することです。1回では使い切れないものや金額の一部のみを申請する場合などで使われる計算方式です。
お仕事とプライベート兼用して化粧品を使用する場合って、どうやって経費を割り出せばいいの?
まずは、チャットレディのお仕事とプライベートで使う割合を考えてみましょう。
化粧品を購入した金額を100%と考えて、「チャットレディ30%、プライベート70%」だと仮定します。
チャットレディで使用している割合30%の算出方法は、プライベートでも毎日メイクを行っていてそのうち約週に2日チャットレディとして働いていると考えた場合、
2日(出勤日)÷7日(1週間)=0.28(約3割)
となります。
化粧品の購入金額が月に2万円だとして、
20,000円(化粧品代)×30%(チャットレディとして使用している割合)=6,000円
→6,000円を化粧品代として経費計上できます。
チャットレディで使用する割合の決め方はご自身の状況で決めて大丈夫ですが、化粧品はプライベートで使用する割合が高いものです。チャットレディで使用する割合は2〜3割程度に留めておくのがオススメです!
上手に利用してお得にきれいになろう!
経費計上する時に何が必要なの?
経費計上するときは、経費として支出したことを証明する領収書が必要です。確定申告を行う時に提出することはありませんが、税務調査が入った場合は必ず必要となります。
領収書は原則として7年間の保存が必要です。
領収書をもらえなかったら?
- レシート
- クレジットカードの明細書
- 出金伝票
- 通帳明細
上記の4つでも領収書の代わりとなります。
化粧品を買う時、仕事用とプライベート用のものを一緒に買うこともあるかと思います。
レジで別精算してもらってレシートを別々にしてもらえば経費上は分かりやすくなりますが、
「混んでてお店の人に悪いから言い出せないな・・・。」というような時は、1枚のレシートの中に仕事用とプライベート用のものが混ざっていたとしても、ペンで「仕事用」がどれなのか分かるようにしっかり印を付けておけば大丈夫です!
領収書がもらえなかった場合は、出金伝票を使うと良いでしょう。
・購入先
・購入金額
・購入内容
ただし、出金伝票は自分で記入するものなので、領収書の代わりとはいえ信用度が落ちてしまいます。
万が一、領収書をなくした場合でも再発行可能であれば再発行してもらうのが良いでしょう。
収入と経費のバランスに気をつけよう
チャットレディが経費計上する時に気をつけてほしいポイントは、収入以上の経費金額を計上することはもちろんダメですが、チャットレディのお仕事で使用している割合を考えずに全額経費にしてはいけないということです。
今回は化粧品代について紹介しましたが、チャットレディとして経費になる項目はその他に多数あります。
経費はあくまでもチャットレディのお仕事で必要な費用です。その他の経費項目の金額とのバランスを見ながら、経費計上を行いましょう。常識的に考えて違和感や不自然さが出ないような経費金額であればOKです。
経費は節税のためにも重要ではありますが、税務調査官に疑われないように計上する金額には気をつけましょう。
経費にする理由を説明できるようにしておこう
経費には明確な決まりがありません。経費になるかならないかは、貴女を担当する税務署によって判断が異なります。
そのため経費について説明を求められた時に経費にする理由を説明できることが重要です。
例えば、税務署から
化粧品代が全額経費にされていますけどなぜですか?
と聞かれた時、
プライベートと仕事でメイクのやり方や使用する物が全く異なるので、普段用と仕事用で分けて購入しています。経費計上しているのは仕事で使うために購入した化粧品です。
とはっきり答えられるようにしておきましょう。
税務調査官を納得させるような経費にする理由を説明できるようにしておくと、いざという時にも安心です。
まとめ
チャットレディは、見た目を美しく見せることが大切です。そのため化粧品は、チャットレディのお仕事を行う上で必要な費用なのです。
ユーザ様に好かれるためにも節税のためにも経費を上手に活用して魅力的なチャットレディになっていきましょう。
経費について心配なことがあったら、周りのスタッフに些細なことでも相談してくださいね。