2023年も夏らしく暑い日がやってきましたね。早くも夏休みの計画を立ている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
今年は花火や夏祭りやプールも解禁!屋台の賑わってるお祭りが楽しみです!
楽しい予定が盛りだくさんの中ですが、日本の年金制度についてや個人の老後についてなど、もっと先の未来について考えていますか?
年金制度についてあまり詳しくない、どうして払わなきゃいけないの?と疑問に思ってる方にぜひ読んでいただければと思います!
そもそも年金制度ってなに?
みなさんは年金制度についてどこまでご存知でしょうか?
あまり興味がない方や、調べてもイマイチよくわからないといった方もいるかと思います。
年金制度には国が運営している公的年金と企業や個人が老後の生活に備えて準備する私的年金の2種類があります。今回は公的年金の「厚生年金」と「国民年金(基礎年金)」についてご紹介いたします。
公的年金制度の仕組み
公的年金制度とは、基本的に日本国内に住む20歳から60歳の人が支払った保険料を仕送りのように高齢者などの年金給付に充てています。
公的年金制度は「国民年金(基礎年金)」と「厚生年金」の2階建て構造であり、1階部分の国民年金(基礎年金)は、国内に居住する20歳以上60歳未満のすべての方が被保険者で、65歳になれば加入期間や支払った保険料に応じて国民年金(基礎年金)を受け取れます。
会社員や公務員の方などは、これに加えて、2階部分の厚生年金保険に加入します。
国民年金(基礎年金)の上乗せとして過去の報酬(給与)と加入期間に応じた報酬比例年金を受け取ることになります。
なので、厚生年金は国民年金(基礎年金)にプラスして厚生年金保険の保険料を納付していることになるのです。
現役世代が払った保険料を高齢者に給付する、「世代間での支え合い」の仕組み
公的年金制度はどのような仕組みなの?
個人事業主としてチャットレディをしている方は国民年金を支払っている方が多いですよね!個人事業主の場合、確定申告をする際に国民年金として納めた金額は社会保険控除されます。
その分支払う税金が安くなるので、納付書などは必ず残しておきましょう!
年金って65歳まで受け取れないの?
年金って65歳にならないと受け取れないから払いたくないなぁ
と思っている方もいるのではないでしょうか?
年金は高齢になった時だけでなく、重度の障害を負ったときや一家の大黒柱が亡くなったときにも受け取ることができるのです!
「公的年金」と聞くと、高齢になったときに受け取る老齢年金のイメージが強いかもしれませんが、公的年金制度には、次のようなものもあります。
年金はどのようなときに受け取れるの?
(1) 重度の障害を負ってしまったときに受け取ることができる「障害年金」
(2) 一家の大黒柱が亡くなってしまったときに残された遺族が受け取ることができる「遺族年金」
年金の給付を受けるためには、保険料をきちんと納付する必要があります。
個人事業主などの場合は、経済的な理由で国民年金保険料を納めることが難しい場合、所定の手続きを行えば保険料の納付免除や猶予制度が利用できるんです。
このように、
年金なんてまだまだ先のことだしよくわかんな〜い
と思わず、正しい知識を身につけて保険料を納めたり、手続きをすることがとっても重要なんですね!
国民年金と厚生年金の違い
国民年金と厚生年金は、日本における年金制度の2つの主要な部分を構成していますが、それぞれに異なる特徴と目的があります。
国民年金
国民年金は、日本の基礎的な年金制度であり、国民全体に対して適用されます。主な特徴は以下の通りです。
国民年金は、日本国内にお住まいの 20 歳以上 60 歳未満の方に対して適用されます。ただし、特定の例外や特例も存在します。
国民年金保険料の金額は、1カ月あたり16,520円です(令和5年度)
国民年金の給付内容は、一定の基準に基づいて計算されます。給付額は加入期間や納付額に応じて変動します。
厚生年金
厚生年金は、雇用者に対して提供される社会保険制度であり、労働者の社会保障を目的としています。主な特徴は以下の通りです。
厚生年金保険は、適用事業所に雇用されている労働者に対して適用されます。
厚生年金保険料は標準報酬月額で定められた保険料によって変動します。納付金は事業所と労働者が折半して負担します。
厚生年金の給付内容は、加入者の平均的な賃金に基づいて計算されます。給付額は加入期間や納付額、平均賃金などに応じて変動します。
上記のように国民年金の保険料は安いですが将来もらえるお金が低くなってしまうので少し不安ですよね。
国民年金と厚生年金の平均給付額は下記のようです。
令和5年度の年金額の例(67歳以下の場合)
令和5年4月分からの年金額等について
国民年金(老齢基礎年金(満額)) 66,250円
厚生年金(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額) 224,482円
こう見ると、やはり厚生年金に加入して基礎年金に上乗せして保険料を払う方が安心な気がしますね。
個人事業で厚生年金に加入できない場合は、国民年金基金といって国民年金に上乗せして老後に備える選択肢もあります。
ご自身の報酬を計算して、少しでも余裕があれば国民年金基金を利用するのもいいかもしれませんね!
チャットレディが年金を払わなかったらどうなるの?
年金について詳しく調べた結果でも、
どうせもらえないから払わなくていい
少ししかもらえないなら払いたくない!
と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
2022年度の国民年金の保険料納付率は76.1%で、残りの23.9%の人は払っていないことがわかりましたが、納付率は年々上昇しており、11年連続で前の年度を上回っているそうです。
20歳から自動的に始まる支払いに理不尽さを感じる人もいるかもしれませんが、年金の納付は義務なので、支払わなければなりません。
未納が続いた場合、個人の財産を差し押さえられる可能性もあるんです!
おうちに手紙やハガキが届き、それらを無視していると最終催告状が届き、期日までに支払わない場合は延滞金が発生する場合もあります。
そして、さらに未納が続くと督促状が届き、それも無視して未納が続くと、差し押さえ通知書が届き、国が強制的に保険料を徴収することができるようになるので銀行口座などから差し押さえされてしまいます。
年金を払わなかった代償はそれだけではなく、
- 将来高齢になって働けなくなった時に年金がもらえない
- 障害を持った場合に受け取れる障害年金ももらえない
- 一家の生計を支えている方に万が一のことが起きた際に受け取れる遺族年金ももらえない
となってしまうので将来のことを考えるのであれば必ず支払いましょう!
どうしても払えなかったら免除制度を使おう!
思うように利益が出ず、年金が払えなさそう!と困っているチャットレディの方もいるかもしれません。
そんな方は免除申請をしましょう。免除制度には全額免除や一部納付、納付猶予や学生納付特例などの種類があり、申請書を提出すれば手続きが可能です。
どうしても支払いができない人は是非この制度を利用して下さいね。
未納では受け取れない年金も、手続きさえ行えば受給資格期間へ算入されて年金がもらえるようになります。
まとめ
「チャットレディも年金を支払う必要があるの?」いかがでしたでしょうか?
これからチャットレディをやりたいけど年金とかどうしたらいいのかわからないといった方はスタッフにお気軽にご相談くださいね!
各チャットルームでは保険や年金などの各種アドバイスや税金についてのご相談も受け付けております。
ぜひ、ご応募ください!