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近年、働き方の多様化やコロナ禍の影響で副業としてチャットレディのお仕事を始める方が増えてきました。
その中で多くの相談として挙げられるのが
本業の会社に内緒で働くにはどうしたらいいの？
どんな時にバレてしまうの？
など会社バレの問題です。
会社にバレず副業するためにどんなことに気をつければいいのか？
今回詳しく紹介していきます！
住民税から副業がバレる！？
チャットレディの副業が、本業で働いている会社にバレてしまうキッカケの1つが「確定申告」です。
確定申告では、1年間の収入から経費を差し引いた額「所得」を申告し、税金を納めます。ここで納める税金とは「所得税」です。
チャットレディとしての副業部分の1年間の所得が「20万円以上」ある場合は必ず確定申告を行う必要があります。
その所得に応じて「所得税」と「住民税」が決まります。住民税の金額は、前年度の所得によって変化します。前年度の所得を元に今年度収める額が決定するため、所得が増える分だけ住民税が上がることになるのです。
住民税は、貴女自身で手続きを行わなかった場合、本業の給与から副業分の所得も合わせて自動的に天引きされてしまいます。この時に、会社の経理担当が貴女の住民税の額が多いことに気付き、副業を行っていることがバレてしまう原因となってしまうのです。
特に副業を禁止している会社であれば、チャットレディをしていることがバレてしまうと、チャットレディを辞めさせられたり、会社内に話が広がってしまう恐れがあります。
納付方法に注意しよう
バレないためにはどうしたらいいの？
住民税の納付方法は2種類の方法が用意されています。普通徴収と特別徴収です。
特別徴収は、会社の給与から住民税を天引きして納める方法です。会社の経理担当者が納付を行なってくれるので、貴女自身で月々の納付を行う必要はありません。
何も対策をしないでいると、チャットレディの副業分の住民税も一緒に天引きされることになります。そうすると住民税の額が本業で稼いでいる金額から予想される金額よりも多くなってしまうので、会社の経理に副業を疑われてしまう原因になります。
普通徴収とは、自分で住民税を納める方法です。
会社にバレたくない方は、確定申告をするときに副業分の住民税を「普通徴収」になるよう申請しましょう。
上記の表の確定申告書B 第二表の住民税に関する事項欄に「特別徴収」と「自分で納付」のチェック欄があるので「自分で納付」の方にチェックをすればOKです。（2022年時点の内容です）
そうすれば、副業分の住民税を自分で納めることになるので会社には給与分の住民税の金額だけ通知されます。
住んでいる地域によって住民税の徴収に関する取り扱いは異なりますので、確定申告時にチェックをつけただけでは不安だという方は「自分の住んでいる地域ではどういう取り扱いになるのか」という確認を行うことがオススメです。確定申告後、住民税が計算されるまでの２〜４月頃までにお住まいの地域の税務課などへ相談に行くと比較的スムーズに対応してくれると思います。
所得控除を確認しよう
チャットレディの1年間の所得税を出すために収入から差し引かれる項目は経費だけではありません。
その他に「所得控除」という項目があります。
所得税を計算するときに、一定の要件を満たすと所得金額から差し引くことができるものを「所得控除」といいます。
具体的には基礎控除・医療費控除・配偶者控除・社会保険料控除など様々な種類があります。
例えば確定申告を行う時、白色申告をしている方が事業所得として青色申告に変えるだけで「青色申告控除」も受けられるようになります。該当する控除項目をしっかり確認して利用することで、所得金額を抑えることができるのです。
所得金額を抑えることで、住民税も上がることはないため各種控除を利用するだけでも会社にバレにくい住民税対策となるでしょう。
確定申告だけでなく、住民税も忘れずに！
年間所得が20万円以下だった場合は？
チャットレディの年間所得が20万円以下だったら何もしなくていいの？
確定申告は不要ですが、「住民税の申請」は必須です。
住民税はチャットレディの収入が年間を通して1円でも発生する場合は必ず何らかで申請しなければなりません。
住民税の申告書は地域によって書式方法が異なります。お住まいの市役所や区役所などのやり方に従って手続きを行いましょう。また「所得が20万円以下」であっても副業でチャットレディとして働く場合は、「普通徴収」を選んで自ら住民税を収めることで会社バレを防ぐことが出来ますよ。
本業チャットレディもバレないための対策が必要
ここまで副業でチャットレディのお仕事をされている方に焦点を当てて説明してきましたが、本業でチャットレディのお仕事をされている場合はどうなのでしょうか？
本業チャットレディは「年間所得金額が48万円以上」（2022年4月時点）が確定申告の対象です。
その場合は、住民税は確定申告書から計算されるので住民税の申請を別で行う必要はありません。
年間所得が48万円以下の場合は？
確定申告は不要ですが、その代わり住民税の申請が必要となります。
方法は先程も説明したように市区町村によって異なるので事前に確認しておきましょう。
住民税は忘れず申告しよう
住民税からチャットレディのお仕事がバレてしまうことを恐れて、確定申告をしないと「脱税行為」に該当します。この行為は会社や家族に連絡が行く他、最悪の場合逮捕されてしまう恐れがある重い罪です。
また無申告がバレてしまうと追加で税金を支払う必要があります。滞納税といって、普通に税金を支払う金額よりも何倍もの高い金額を払わなければならなくなります。
チャットレディで高収入を稼いでも滞納税で消えてしまうのはもったいないですよね・・・。
会社や家族にバレたくない場合は、確定申告を警戒するのではなく「経費を使って所得を調整する」、「住民税の徴収方法を変える」など正しい方法で対策を行いましょうね！
まとめ
確定申告や住民税など、税金の問題はなかなか理解が難しいですよね。
周りの人に知られずに安心して働くためにも、確定申告書を作成した後にしっかり一通り確認して丁寧に取り組むようにしましょう。また住民税の申請方法など、分からないことがあったら些細なことでも周りのスタッフや先輩チャットレディに質問してくださいね。